#07 雄大な琵琶湖を一望。
ここにしかない絶景を味わう「びわ湖バレイ」

滋賀県の西部、琵琶湖を見下ろすようにそびえる比良山系(比良山地)。その尾根にゆったりと広がり、レジャー施設として今も昔も人気なのが「びわ湖バレイ」です。かねてよりスキー場としても知られていますが、近年は、ここからの雄大な眺めを楽しむ展望施設「びわ湖テラス」も多くの方を魅了しています。

 

今回は、営業部の柿本さんにお話を伺うとともに、実際にびわ湖バレイを歩いてみてその魅力をじっくり探ってみました。

 

大きな寒暖差がもたらす特別な場所

この日の朝の天候はいかにもな曇り空。麓の駐車場に車を停めて見上げる山々にはガス(※)がかかっています。果たして琵琶湖が望めるかどうかといった印象でしたが、しかしながらそれはあくまで「麓から見ると」に過ぎないものでした。

※山中の霧を表す登山用語。麓から見れば雲である

ロープウェイで山麓を出発して、標高1,108mの打見山山頂までは約5分。みるみるうちに標高は高くなります。そしてなんと、頂上の手前あたりで雲を突き抜けるような風景となり、一瞬のうちに頭上には青空が広がったのです。

 

のちほど柿本さんから聞いたところでは「お客様がこれを体感できるのは年に数回しかない。雲海は気温が高くなると消えてしまうので、気象条件の整った朝早くでないと見られないんです」とのこと。麓と比べ7〜10℃ほど気温が下がるといわれており、それによってもたらされたなんとも貴重な体験でした。

 

オールシーズン楽しめる山岳リゾート

びわ湖バレイは1965年にスキー場として開業。京阪神など都市圏からのアクセスも良く、「多彩な9コース、そして滑りながら見られる景色は抜群に良い」と柿本さん。眼下に琵琶湖を見下ろすことのできるゲレンデは、ここにしかない特別なものです。

 

スキー場こそ冬季限定ですが季節を問わず楽しめるものとして、大人から子供まで楽しめるアクティビティ、そして「びわ湖テラス」があります。まさにオールシーズン楽しむことのできるリゾート。特にびわ湖テラスは琵琶湖を一望する展望施設として、県内外のみならず世界中から多くの観光客が集う大人気スポットとなっています。

そんな人気施設であっても「意外と、びわ湖バレイとびわ湖テラスが別物だと思っている方や、そのどちらもが山の上にあることをご存じないお客様も多いんです」とのこと。ロープウェイで上がった先に広がるレジャー施設全体が「びわ湖バレイ」であり、その中の一部、2つの山頂エリアからの眺望を楽しむための展望施設が「びわ湖テラス」なのです。

 

「景色を整える」ということ

びわ湖テラスの開業は2016年。もちろん、ここからの景色は開業当時の50年前から全く変わっていません。ではなぜテラスをつくるに至ったのでしょうか。

 

「新しい楽しみ方として、景色を楽しんでもらえるものをちゃんと作ろう、と。ちゃんとした展望台、ちゃんとしたデッキがあることで景色を整えることができ、お客様にもっと喜んでもらえるのではと考えました」

びわ湖テラスには、ロープウェイを降りてすぐの「The Main」エリアと、そこから2つのリフトを乗り継いで行った先にある「Café 360」エリアとがあります。

 

The Mainにはグランドテラスやノーステラスといったシンボル的な観覧席のほか、ダイニング、カフェ、優雅なひとときを過ごせる有料席・インフィニティラウンジなどがあります。よくSNSなどWEB上に出ている写真はこのエリアのものが多いそうです。

 

もう一つのエリアCafé 360は1,174mの蓬莱山山頂にあります。「The Mainよりも標高が約70m高いのですが、山の70mというのはとても大きく、たったそれだけで視界が倍くらい開けるんです。よりダイナミックな景色を感じてもらえます」と柿本さん。名前の通り、ここでは360度の大パノラマをお楽しみ頂けます。

 

続けて柿本さんは「『Café 360』といいながら、実はカフェはないんです。ないんですけど『Café 』、だからいつもお客様に怒られるんです」と苦笑交じり。カフェこそありませんが、景色はThe Mainとも違ってまた素晴らしいものでした。ここにあるブランコも人気だそうですので、足を伸ばしてみる価値はありますね。

 

大人が楽しむ風景、そしてレジャー

グリーンシーズンおすすめの風景については「おおよそGW過ぎたころからは新緑が綺麗になりますし、秋はやっぱり紅葉ですね。それぞれの時期に、ロープウェイでの空中散歩を楽しんで頂きたいです」とのこと。ちなみに紅葉は平地よりも1か月ほど早く、例年10月下旬ごろから本格化するそうです。

 

また、今回私たちが体験した雲海のような状態や、虹が架かるさまも魅力的だといいます。「雲海は日常見られるわけではないし、虹も眼下に巨大に架かったものを見ることができます。そういった自然現象を楽しめるのも山岳リゾートの魅力のひとつです。こういった場所に来ないと見られない絶景です」

 

なお、春には桜も千本ほどが綺麗に咲き誇るそうですが、桜があるのは麓の駐車場エリアのみとのことです。「その時期の山頂は雪解けが終わったばかりで草木も葉がまだないような感じですので、テラスからの景色は見て頂けても、まだちょっと寒いかも」と柿本さん。

 

そして、スキー場とテラス・風景だけじゃないのがびわ湖バレイ。グリーンシーズン、芝生に覆われた、雪のないゲレンデには遊具が置かれ、アクティビティも充実しています。

 

柿本さんはこういいます。「子供向けと思われている方も多いんですが、実はジップラインもスカイウォーカーも大人が遊べるもの、大人をターゲットとして作ったものなんです」

ジップラインアドベンチャーは2011年から導入。「山登り以外にも、お客様の楽しむ目的が山頂にあれば、との想いからでした」と柿本さん。事実、この日も多くの大人のお客様でアトラクションがにぎわう様子が見て取れました。

 

それでも「テラスが有名になりましたが、遊具が無料であることや、Café 360の存在を知らずに帰ってしまう方も多いんです」とのこと。無料遊具もお子様向けのみならず、大人が楽しめるものが多くあります。これだけたくさんの楽しみ方ができる場所ですので、時間と体力がある限り、余すことなくびわ湖バレイを満喫したいですね。

 

日本有数の山岳リゾートで、湖国の雄大な自然を体感

最後に、面白い話を聞かせて頂きました。

「頂上からの景色をご覧になった感想で『綺麗』とか『すごい』とかではなく、『地図とおんなじ形をしている』と仰るお客様がけっこう多いんです。おそらく、小さいころから琵琶湖の形を見続けてきた滋賀県の方なんだろうなぁと思って聞いています」

 

確かに、地図通りの形を俯瞰で、しかも自分の目でみる体験はそう多くないはずです。1,100mの高さから見下ろすことになりますので、ある種、箱庭感のある風景でもありますね。

 

「見えるだけならば、どこか山に登ることで可能かもしれませんが、施設としてこれだけの規模を誇るのは滋賀県で唯一ではないでしょうか」と、柿本さんも胸を張ります。

半世紀以上親しまれたスキー場を持つ山岳リゾートでありながら、日本最大の湖である琵琶湖を8割も見渡せるスポットとして新たな魅力を発信し続ける「びわ湖バレイ」。展望席のさらなる拡張や遊具エリアでの新規事業など、今後さらなるリニューアルの計画もあるそう。

 

滋賀県が誇る、日本でも有数のスポットのこれからにも目が離せません。

Information

びわ湖バレイ / びわ湖テラス

滋賀県大津市木戸1547-1(Google Map
TEL:077-592-1155
営業日:通年(ただし営業内容および営業時間は季節・時期により異なります。年数回の定期休業期間もありますので、詳しくは施設HPより「現在の営業状況」をご確認ください。)

ホームページ / Facebook / Twitter / Instagram

 

※上記は2022年1月17日現在の情報となります。

※施設内容や営業内容は毎年変更になりますので、詳しくは施設HPや公式SNSにてご確認ください。

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